夏休みの自由研究におばけえびの飼育キットを買いました。
我が家が購入したのは学研のおばけえび すいすい水族館です。
小学2年生の息子が店頭で見つけて欲しがり、自由研究にちょうどいいので購入しました。
水槽やエサ、塩水を作るための素など全部セットになっています。
新品価格 |
品薄なのか値上がりしてる模様。
おばけえびとは
おばけえびはアルテミア(ブラインシュリンプ)というエビの仲間のプランクトンで塩湖にすんでいます。
すいすい水族館に付属しているおばけえびの卵はアメリカのグレートソル湖で採取したものです。
おばけえびの姿は恐竜がいた大昔から変わっておらず「生きている化石」とも言われています。
シーモンキーもアルテミアですが、おばけえびのアルテミアとはちょっと種類が違うようです。
例えば「クワガタ」とひとことで言ってもいろんな種類がいるようなものですね。
日本の田んぼにもアルテミアによく似たホウネンエビがいますが、ホウネンエビは淡水に住んでいます。
学研おばけえび すいすい水族館キット内容
学研のおばけえびすいすい水族館には
・飼育ケース
・海の水の素(2個)
・おばけえびの卵・おばけえびのえさ
・スポイト
が、入っています。
海の水の素は飼育に失敗してしまった時用に2個入ってますが、市販の人工海水の素でも代用できます。
おばけえびの育て方
おばけえびは淡水ではなく塩水で育てます。
水道水に付属の「海の水のもと」を入れてよくかき混ぜて塩を溶かし、1日置いて塩素を飛ばしてから卵を入れて飼育開始です。
毎日やるお世話はスポイトで空気を送ることだけ。金魚に使うようなエアーポンプは使いません
あとは3日に1回エサをあげ、水が減ってきたら水を足すくらいで
お世話は非常に簡単です。
簡単だけど、餌は忘れても空気を送るのは忘れないでください。
ガチャガチャで買ったアルテミアを数日で全滅させてしまった人は、
空気を送らなかったのが原因ではないでしょうか。
そして難しいのは水温管理です。
おばけえびは水温30度を超えると死んでしまうことがあり夏場は注意が必要です。
夏休みの自由研究に合わせて販売されてますが、暑いし帰省で不在がちになる夏休みよりも、暑くも寒くもない春や秋が飼いやすそうです。
我が家のおばけえびも一度死なせてしまいましたが、夏休み中出かけるときは保冷剤と保冷バッグを使うことで乗り切れました。
おばけえび観察日記
1日目 水に海の素を入れる。24時間待つ。
2日目 24時間後たまごを入れる。卵はめちゃくちゃ小さい。
3日目 卵を入れて一晩。朝見ると3匹くらい動いてるのが見える。
夕方にはたくさんの卵がかえって小さいおばけえびが数十匹動き回ってる。大きさは1ミリくらい。
動きは高速コマ送りのようです。
すごく小さいので観察には虫眼鏡があるといいですよ。
6日目 エビが少し大きくなった気がする
10日目くらい 水温が上がりすぎたのか死んでしまう
全滅ではないのですが、残り2~3匹になってしまいました。
1日目 新たにおばけえびの卵を入れて再飼育開始
2日目 卵がかえる
1週間後 体調は1ミリ~2ミリくらい。
今回は温度が上がりすぎないよう、外出時には水槽を保冷剤と一緒に保冷バッグに入れることにしました。
10日ほど 初めてエビが長いウンチをしてるのを発見。
2週間弱 大人のエビを発見。たくさんの足をウェーブさせるように背泳ぎしています。
2週間ちょい しっぽかウンチか判別がつかないのですが、大きいものだと体調7ミリほどになりました。
オスかメスか判別はつきません。
水槽の下の方に貯まってるカスのような沈殿物も食べているようです。
3週間 尻尾のつけ根あたりに黒い点をつけてるエビもいます。小さすぎて卵かゴミか判別がつかないですがガイドブックの卵を持ったエビの写真と同じ位置についてるので卵かもしれません。ただ、オスとメスが連なって“結婚”してるところは見たことがありません。
4週間 途中1泊2日の旅行へ行きました。温度と酸素が心配だったのですが、出発日の朝大量に酸素を送っておいたところ帰宅しても8割くらい生き延びておりました。
以前飼ってたヌマエビは死んだら身体が赤くなりましたが、おばけえびは死んだら身体が黒くなってました。
1カ月 底の方に小さな赤ちゃんを発見!お腹についていた黒い小さいものはやはり卵だったようで、それが孵化したようです。
久しぶりに見る赤ちゃんは大人に比べるとかわいいです。
1カ月と20日
約50日経過しても大きさは1センチくらい。これ以上は大きくならないようです。
下の画像の赤丸の中にいるのがアルテミアです。左下のほうが頭です。
アルテミアは小さい上に動くので鮮明な写真を撮るのが難しいです。
2カ月
飼育開始から2か月。初めて結婚してるカップルを見ることできました。
しかも同時に2組も!
2か月経つと肉眼でオスメスの区別もつくようになりました。
頭にフックみたいなのがついてるのがオスです。
このフックでメスのハート・・・じゃなくて身体をがっちりキャッチします。
生存してる7匹中4匹も結婚したら残り3匹はなんとなく居づらいでしょうね・・・
産卵
結婚から数日後、メスの身体に卵がついていました。
写真は逆立ちして水槽の底をあさってるアルテミアで頭が下です。
尻尾のつけ根についてる黒っぽい塊が卵です。
産卵後のメス1匹は死んでしまいました・・・
カマキリやサケのようにアルテミアも卵を産んだら死んでしまうのですね。
命をかけて次の世代に命を繋いでいくんですね・・・
その卵が孵ったのか赤ちゃんが10匹くらい確認できました。
これまでも赤ちゃんが孵化したことはあるけれど、大人まで育ったことはありません。
今度こそ大人まで成長してほしいです。
4カ月
4カ月経ってアルテミアは3匹まで減ってしまいましたがまだ生きています。
おばけえびはかわいい
子供の自由研究に飼育したおばけえびですが、飼ってみたら親のほうがハマってまいました。泳ぐ姿を見てると癒されます。
泳ぎ方を表現すると大人はルルルルルって感じ、赤ちゃんはピピピピって感じです。
小さい水槽で買えるので場所もとりません。
このまま赤ちゃんが育ってまた卵を産んでくれれば良いのですが・・・
夏休みは終わりましたが、まだまだおばけえびの観察続けます。
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