おかあさんといっしょの「パフ」が悲しすぎる件

おかあさんといっしょでも時々歌われる「パフ」という魔法の竜の歌。
とっても素敵なメロディーで、ゆういちろうお兄さんの歌声も優しいのですが

歌詞が悲し過ぎます。

パフの歌詞の内容

歌詞をまるっとコピペするのは著作権上できないのでざっと要約すると

パフという魔法の竜がジャッキーという男の子と仲良く楽しく遊んでいました。
パフは魔法の竜なので歳をとりませんが、人間のジャッキーは月日とともに成長し、やがてパフのところには遊びに来なくなります。パフは悲しみの涙を流しながら一人ほこらへ戻っていきます。。。

という内容です。

私も子供の頃から知ってる曲ですが、私は音楽の授業でリコーダーで吹いていたのでドレミは知ってるけど歌詞は知りませんでした。「パフ」って「メヌエット」や「ワルツ」みたいな曲の種類のことかと思ってました。
こんなに悲しい歌詞だったなんて・・・

当時幼稚園児だった娘もパフが流れ始めると「悲しいから見たくない」と言っていました。

挿絵が悲しくさせる

おかあさんと一緒では童話風の挿絵も一緒に流れます。
そこで成長したジャッキーが友達と一緒に楽しそうに歩いてる姿がグサッとくるのです。

この挿絵がもし、大人になったジャッキーが栄養ドリンク片手に山積みの書類に囲まれてパソコンに向かい残業してる絵。

残業してる男性のイラスト

 

※イメージです

だったらまだ「ジャッキーも大人になったからしょうがないね…」「ジャッキーがまたパフに会いに行けるよう働き方改革を…!!」と思えるのですが

おかあさんといっしょの歌ではジャッキーは友達と楽しそうにしてるのです。

「何してるのよ、ジャッキー!パフが泣いてるじゃない。たまにでいいから遊びにいってあげて!!」
とジャッキーに怒りすらわいてきます。

歌詞だけではジャッキーがパフのところへ来なくなった細かい理由はわからないんですけどね。
ジャッキーは戦争に行ったという説もあります。

成長して離れていくのはジャッキーだけではない

パフのところへ遊びに来なくなったのはジャッキーの成長の証でもあります。
そして、子供の頃大好きだったモノや人から次第に離れていくのはジャッキーだけではありません。

勉強や部活が忙しくなって子供の頃はよく遊んでいたおじいちゃんおばあちゃんの家に行かなくなったり、
大好きだったぬいぐるみを、捨ててはいないけど放置したり暗い押し入れにしまいこんでいたり・・・。

仮にジャッキーが大人になってもパフのところに通い続けてくれたとしても、人間には寿命がありパフは歳を取らない魔法の竜。
ジャッキーとの別れは遅かれ早かれ避けられないのです…

パフは悲しいけどこれでいい

パフが悲し過ぎるからおかあさんといっしょで流さないでくれと言うつもりは全くありません
子供向けに歌詞を書き換えてハッピーエンドにするというのも、なんか違う気がします。

大きなのっぽの古時計で最後におじいさんが生き返ったら…?
なんか違いますよね。それと同じです。

悲しいからよけいにゆういちろうお兄さんの優しい歌声が沁みます。

そして「パフは悲しい」と言ってる娘もまた、いつかジャッキーのように私から離れていくのです。
小学生になった娘はもう、私といっしょにおかあさんといっしょを見てくれません…

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